人民元の基準値引き下げで豪ドル円が売られっぱなし

By: David Amsler

東京時間の相場は新年から安定しません。昨日は日経平均株価が反発したことで円売りになる場面がありましたが、終盤が近づくと下値を探り、100円超えの下げで引けました。それから欧州時間になるとリスク回避の動きが強まり、ニューヨーク時間と続きました。

しかし、行き過ぎたため、アジア時間早朝にクロス円は戻りを試しました。本日の日経平均は2桁のプラスで寄り付き、いい感じにスタートしました。よかった♪と思いましたが、数日間のさえない相場を見ているので、それがずっと続くようには思えませんでした。戻してきても売りが強いのに変わりはありません。

どこで売ろうか考えたり、ニュースのチェックを行っていました。豪ドル円が85.40まで高値更新になったのを確認したとき、キリのいい85.50を考えました。あと10PIPSだと思いました。相場は荒れているので、価格指定の注文を入れておくより、自分の目で見届けたいと思ったので、指定はしませんでした。

ニュースを見ながらチャートを見たり、せわしなくやっていると、チャートに目をやったとき、大陰線が目に止まりました。一瞬首をかしげました。レートを確認すると、もうすでに高値圏にはいません。それどころか安値更新中でありました。動きの種類としては急落してからの細かく上下する動き。もう、嫌や!って思いました。

せっかくいいところまで戻ってきていたのに、力が抜けてしまいました。理由は、日経平均の影響ではなく、中国の人民元の基準値が切り下げられたのです。昨年の8月にも同じことを経験したことがあります。かなり行き過ぎていたので売らなかったら、時間をかけて下げていく動きになりました。

下げは翌日も続きました。チャートの雰囲気も急角度で似た雰囲気がしていたのに、売れなかった。でも、売っていれば下がって安値更新の動きになっています。動き方が人民元切り下げ1日目と似ている。これからどうなるかの展開は大体想像できます。過去の出来事をヒントに、これはまた世界同時株安が強まる可能性がありそう。

昨年の豪ドル円の場合、92円辺りから人民元切り下げによる下落が始まり、82円前半まで行っています。約10円動いたことを考えると、今回もそれぐらい行くのかなぁ。80円を割って75円辺りまで行ってしまえば、もうわからない。